
水泳ダイエットをレビューしますが、水泳に関していれば得意・不得意はあれど、多くの方が小学生や中学生の授業でやったのではないかと思います。
水中は、陸上に比べて水圧、浮力などが体に抵抗として働き、効率よくダイエットが出来ます。そして、腰や膝には負担をかけないため、老若男女を問わず人気があるダイエット方法です。
私は以前に勤めている会社を辞めた時に、実家(かなりの田舎)に戻っている時期がありました。その時に、近所の町営プールで水泳や水中ウォークに励んだりしていました。
その時の経験や周りの人の話しなども交えて水泳ダイエットについて解説します。尚、この記事を書く前に、様々な水泳ダイエットのブログやサイトを読ませて頂きました。
中には、水泳ダイエットを行えれば、「バンバン体重が落ちる!」ような事が書かれていましたが、そういう事はありませんので、あしからず。
尚、泳げないと水泳ダイエットは出来ないと思われがちですが、泳げない方でもアクアビクスや水中ウォーキングをやるなどの方法もあります。
水泳ダイエットに関して私の結論を言えば、「水泳ダイエットは悪くはないけど、時間がそれなりに掛かるのでよくもない!」という評価です。
曖昧に感じるかも知れませんが、完全に優れた痩せる方法ではない事も解説します。
尚、運動神経に若干ではありますが、左右される部分もあります。
※水中ウォーキングとアクアビクスの記事も書きました。読んでみてください
水泳ダイエットの効果
先にお話したように、水中は水圧などの抵抗があるため陸上にいる時よりも、運動量が必要です。水中が負荷が高い事を考えれば、陸でウォーキングなどをするよりも筋トレにもなりますし、効率よくトレーニングが出来るはずです。
さらに、温水プールであっても水中では体の熱を奪われるスピードが早いです。体温が下がれば、体は熱を下げないために脂肪を燃やすので、理論上はプールにいるだけでもダイエット効果が期待できるはずです。
意外と知られていない事ですが、人間は水の中にいると、水圧により血液が心臓に戻りやすい作用があります。この作用により、リンパの流れをよくしたり浮腫み解消などの効果も期待出来ます。
水中では老廃物を排除する効果も期待できるのです。
水中では浮力が働くというのも一つのポイントです。体が浮けば、それだけ腰や膝などに負担になりません。陸上でジョギングなどで走っているよりも、水中の方が膝に掛かる負荷が低く抑えられる事が出来るのです。
その他にも、自律神経失調症の改善にも役立つと指摘する専門家もいます。
水中では息が出来ないので、心肺機能の強化などもありますが、継続しないと体力が低下してしまうなどの問題もあります。運動の強度などを考えても一生続けられるようなダイエット方法ではありません。
短い時間で健康で効果的に痩せる事が出来るような方法と比べてみると、劣っていると感じる部分も多々あります。
泳ぎ方を覚えよう!
水泳ダイエットをやる上で大事だと思うのが、泳ぎ方を覚える事でしょう。覚えた方がいいと思うのは、1に平泳ぎ、2にクロール、3に背泳ぎ、です。
平泳ぎは、クロールに比べると体力を使いません。ゆっくりであれば長時間にわたって泳ぐことも出来ます。そのため、水泳ダイエットを行うには平泳ぎは必須でしょう。
次に覚えるとしたら、クロールです。ただし、クロールは泳ぐスピードは上がりますが、かなり疲れてしまう泳ぎ方でもあります。
そのため、全く運動をしない方がいきなりクロールで25メートル泳ごうと思ったら、かなりきつい運動になるかと思います。運動不足の方では、ほとんどの方がすぐに疲れてしまう事でしょう。
背泳ぎですが、これが出来ると玄人っぽくてよいと思いました。無理して覚える必要はありませんが、ちょっと、水泳が出来る人のようなイメージになります。
個人的にはバタフライまでは覚える必要はないと思っています。
実際に私も短期間ではありますが、毎日のようにプールに通っている時期がありました。その時に、インストラクターの先生と話をしていて、泳ぎ方が間違っている人が多いという話を聞かされました。
平泳ぎの足が違っているとか、クロールの息継ぎは・・・とか、様々な事を言っていました。それを考えると、普通に水泳をやるだけではなく【正しい泳ぎ方を習得】する事も大事だと思った次第です。
尚、水泳は正しいフォームで泳げないと恥ずかしいところもあるので、正しく泳ぐ事は非常に大事だと思いました。正しく泳げないと無駄に疲れてしまったり、泳いでも泳いでも前に進まないなどの現象もあります。
水泳ダイエットを本格的にやりたいのであれば、指導してくれるインストラクターがいるようなところでやるのがお勧めです。
尚、犬かきで泳ぐなどはウケ狙いにはいいかも知れませんが、実用的ではありません。
水泳のインストラクターの先生にお勧めの泳ぎ方を教えてくれる教材はないか?と聞いたら下記の教材をお勧めしてくれました。
今と昔では水泳の理論が違っているらしく、この教材では最新の水泳理論で泳ぎ方を効率よく上達させれくれるそうです。
興味がある方は購入してみてください。ただし、価格が高いのがネックだと私は思いました。
水泳ダイエットは痩せるのか?
水泳ダイエットは痩せるのか?ですが、理論上は運動をしてカロリーを消費する事になるので痩せる事になるでしょう。しかし、プールに毎日来ているような人であっても痩せてる人もいれば、太っている人もいました。
老人の方でも、脂肪がなくて凄い体つきの方もいれば、完全に中年太りしているような方もいます。
実際に私の母親は、週4くらいでプールに通っていましたが、体重は全く変わりませんでした。平泳ぎで泳ぐのと、水中ウォーキングを1時間以上やっていたはずなのにダイエットは成功していません。
ただし、本人は「体重は変わらないけど、体は引き締まってきた」とのこと。
これを考えると、脂肪は減らないけど、筋肉はついてきたようです。
さらに、プールに通っている方に体重などの話を聞いてみたら、変わらない人が大半でした。ただし、2キロ落ちたけど、それ以降はいくらやっても体重が減らなかったなどの方もいます。
水泳ダイエットで体重が減らない方は食事の量を増やさないとか注意する必要があるのかも知れません。
尚、私が見た感じでは、水泳ダイエットやプールでの運動はダイエットよりも健康重視の方法だと思いました。ダイエット抜きにして、健康のために実践するのも悪い事ではありません。
尚、プールに入る前には、しっかりとアキレス腱を伸ばしたりしてストレッチを行っておくことが大事です。
水泳ダイエットはトレーニング的な要素もあるので、運動後はプロテインを飲むのもよいでしょう。筋肉増強だけでなく疲労回復にも役立つはずです。
水泳ダイエットのデメリット
水泳ダイエットは、今まではメリットを中心にお伝えしてきました。しかし、水中ダイエットにもデメリットはあります。
まず、水泳ダイエットはプールに通う時間が必要です。夏などであれば、普通のプールでも泳げますが、人がたくさんいるため、おすすめはやっぱりジムなどの施設でしょう。
ジムなどの施設であれば、温水プールを常備しているところも多く営業時間内であればやることが可能です。しかし、仕事の都合などでどうしてもプールに通えない日も出て来るでしょう。
尚、自宅や職場などからプールが近ければいいですが、遠い場合は、余分な労力が掛かってしまいます。
さらに、多くの水泳ダイエットは1時間以上の運動をお勧めしています。着替えたり、終わった後にシャワーを浴びたり、ジャグジーに入る時間を考えると、どうしても2時間は必要です。
そこからさらに、プールに行くまでの時間がかかるはずです。それを考えると、水泳ダイエットは健康によいダイエットではありますが、時間が掛かるダイエット方法とも言えます。
水泳ダイエットは水圧で老廃物を除去出来て痩せる体質にしてくれるのは魅力的ですが、私が推奨しているようなリンパマッサージの方が効果は高いです。
それと、現在のプールには消毒のために大量の塩素が入っているのが普通です。そのため、毎日通ってしまうと皮膚の弱い方は、皮膚に炎症がおこり被れなどの症状を引き起こす場合も少なくありません。
敏感肌の人には、水泳ダイエットはお勧めはしません。
さらに、最近のプールでは水中眼鏡がないとプールでは泳げないでしょう。裸眼では目が赤くなってしまい充血してしまうはずです。
それらを総合的に考えてしまうと、どうしても「AAA評価」が出来るようなダイエット方法ではありません。
ジムに通うなどのお金も発生するため、実情はお金と時間に余裕がある人向けのダイエット方法と言えそうです。定年後のお年寄りがやるには、良いダイエット方法ではないかと思います。
水泳ダイエットにお勧めの水着
水泳ダイエットにお勧めの水着ですが、基本は競泳用のスピードや動きやすさ重視の水着がお勧めです。
プールの施設によっては、デザイン重視の水泳パンツなどを履いていくと、「何しに来てるの?」みたいな白い目で見られてしまう事もあります。
そのプールに集まっている客層にもよりますが、本気でやっている人が多いところでは競泳用の水着がお勧めです。
逆に、水泳ダイエットは名目で、可愛い女の子を彼女にしたいとか、そういう理由であればデザイン重視の水着がお勧めです。
場の空気を読んで水着を選ぶ事が大事だと考えてください。
水泳ダイエットは人が多いとストレスを感じる
水泳ダイエットですが、プールが混んでいたりするとストレスを感じたりします。普通のプールであれば、様々な人がいます。ボール遊びをしている人もいれば、横一列になって道を塞いでいるおばさん達もいるのです。
これらは夏に起こりやすい現象なのですが、真剣に泳ごうと思ったり水中ウォーキングをしようと思うとストレスに感じる事もあります。
さらに、小学生が多いと、水の中で小便をしてしまうのか、やけに水が濁って汚く感じる事もありました。特に、プールの水が汚く感じるのは夏のプールです。
他にも、水虫が感染してしまったりすることもあります。水虫になってしまった場合は、医者に行き専用の薬をもらって丹念に塗り続けて治しましょう。
水虫は表面上は治っても、皮膚の下の方では菌が生きている場合もあるので、治ったように見えても塗り続ける事が大事です。
キレイ好きとか潔癖症の人には向かない可能性も高いです。
追記
私は冬にプール(温水プール)に通った事がありますが、冬だと温水プールだと分かっていても行きたくないという心境になりました。
プールの外にいるよりも、プールの中にいた方が温かい事も分かるのですが、それでも行くまでには抵抗がありました。
さらに、行ってもプールに入る気にならずにジャグジーでお風呂に浸かる気分で帰ったりしたこともあります。
余談ですが、ジャグジーに先に入ってから、プールに入ると非常にプールの水が冷たく感じます。ジャグジーに入る場合は、
どちらかと言えば、夏向けのダイエットだと言えるでしょう。
水泳ダイエットのまとめ
水泳ダイエットのメリットとデメリットをまとめると下記のようになりました。
メリット
・陸上よりも消費カロリーが多い
・水中にいるだけで脂肪燃焼効果などが期待できる
・浮力で膝や腰に負担が掛からない
・ジムなどに通えば知り合いが増える可能性がある
・自律神経失調症の改善によいとされている
デメリット
・プールに通う時間が掛かる
・弱肌の人は塩素で体が痒くなる可能性もある
・プール施設にお金が掛かる
・混んでいるプールはストレスが溜まりやすい
・水虫が感染する可能性もある
・最低でも1時間はプールで泳ぐ事になる
最終的な私の水泳ダイエットの評価ですが、【B評価】とさせて頂きました。欠点として、プールダイエットはそれなりの時間が掛かるというのが大きいです。
社会人の場合は、仕事が終わった後に英語の勉強をしたいとか、●●の資格を取りたいなどの人もいる事でしょう。仕事が終わってから、プールに行って泳ぐとなると、それらの時間を削る必要があります。
さらに、最新のダイエットなどでは、そこまで時間をかけなくても効果的に痩せる事が出来る事が分かってきています。それらを考えると、「最高にお勧め出きるダイエット」とはとても言えません。
しかし、健康によい事なども考慮すると【B評価】が妥当だと感じました。